便秘の要因になりうるストレス
「腸は第二の脳である」という言葉があります。
これは腸内環境が整えられる事で、脳内で意欲や幸福感を感じるための物質が増えるという事に基づいて言われています。
そして脳がストレスの影響を受けやすいように、腸もストレスによる悪影響を受けやすいです。
ストレス社会が便秘の引き金である事は動かし難い事実です。
ストレスには肉体的なストレスと精神的なストレスの2種類があります。
例えば座り仕事で体を動かす機会がなかったり、忙しくてトイレに行く時間もないといったものは肉体的なストレスです。
そして嫌な人と毎日顔を合わせないといけないため、毎日イライラしてしまうといったものは精神的なストレスと言えます。
便秘解消のためにはストレスをためないことが大切ですが、ストレスを感じると具体的には何が起こるのでしょうか?
腸のぜん動運動は自律神経によって支えられています。
ストレスを感じる事でこの自律神経のバランスが崩れ、ぜん動運動が正常に行われなくなってしまいます。
その結果便が停滞し、便秘になってしまいます。
ぜん動運動の異常は便秘だけでなく下痢も引き起こしますので、ひどい場合は便秘と下痢の両方を繰り返します。
便秘解消と幸せな生活のためにも日頃から気をつけてストレスを溜めないようにする事や、適度に気分転換をしたり運動をして腸を動かす等自分なりのストレス解消法を用意しておく事が重要だと言えます。